10/26(月)日本映画スプラッシュ『ケンとカズ』上映前に舞台挨拶が行われました。⇒作品詳細
小路紘史監督:キャスト・スタッフ一丸となって作りました。今日は楽しんで帰ってください。
カトウシンスケさん:ありがとうございます。矢田部プログラミング・ディレクター、映画祭スタッフの皆さま、本当にありがとうございます。このような上映の機会が小路監督に与えられて大変うれしく思っています。俳優部のがんばりを褒められる作品ではあるのですが、本当に小路監督や撮影の山本周平さんや衣装・美術の尾身千寛さん、メイクで入ってくれた俵あずささん、森田優奈さん、本当にあげていったらキリがないのですが、僕らが良いパフォーマンスをできる環境を、長い期間ではありましたが、スタッフの皆が作り続けてくれたことが、僕とか毎熊くんのような俳優という媒体に上手く乗ったんだと思っております。マジメな話ししてますねー(笑)。
台風の季節の撮影だったんですけど、天気にも恵まれて、そんなことも(画面に)写っている映画だと思いますので、イギリス人のように天気のことも気にしつつ(笑)、ご覧ください。今日は本当にありがとうございます!今日、皆さんに観てもらってこの作品が完成すると思います。
毎熊克也さん:カトウさんが意外とマジメなコメントを言ったので、ちょっとプレッシャーを感じつつ、でも僕も面白い話しはできないので(笑)、マジメな話しをしようと思います。
この『ケンとカズ』という作品は短編から作ってまして、僕も同じカズ役で短編から携わらせてもらっています。小路監督とは、監督と役者という立場ではありますが、親友でもありまして、彼の監督作品にずっとついて来させてもらいました。非常にこの作品にも愛着がありまして、短編の撮影の時は、2人とか3人で、何やってんだろういう感じの現場でやっていたところから、こんな風にすごい素敵な役者も集まり、スタッフも集まり、色んな人に応援してもらって今、こんな風にここで、上映させてもらえるってことが、本当にうれしくて、「おめでとうございます!」って言いたいのと、「ありがとうございます!」って本当にそれしかないです。
面白い話しは、(隣の)飯島珠奈さんがしてくれると思うんで(笑)、今日は『ケンとカズ』を楽しんでいってください。
飯島珠奈さん:ケンの彼女役の早紀を演じました飯島珠奈です。本日は皆さま、お越しいただきありがとうございます。面白い話しは(隣の)プロデューサーからお話しします(笑)。
この作品は2年前に撮影して、2年越しの思いですね。演出もさることながら、俳優陣の魅力も素敵なので、かなり力強い映画になっていると思います。以上です(周りから「えーっ?」の声)(笑)。
本多由美さん:プロデューサーっていうとすごく大げさなんですけど、制作全般に関わらせていただいた本多由美と申します。
えーとですね、面白い話しは私からも無いのですが、正直この台本を読んだ時にあんまりピンと来なかったんですね(笑)。小路監督の熱い想いは散りばめられて、熱心に話すんですよ、「こうで、ここが熱くて、こういう心理状態で」って。でも、それを聞いて、「あぁうん、そうかー」って思ってて(笑)、ちょっと男の世界かなー、ちょっとわかんないなーって思っていました(笑)。今日初めて言うんですけど、半信半疑でお受けしちゃったっていうのが本音です(笑)。
お引き受けしちゃってできるかどうか自信なかったんですけど、でもある瞬間があったんですね。
オーディションをやった日なんですけど、ケン役のカトウさんが入ってきまして、「また変わった人が入ってきたな」、と思って、でもカトウさんが席について、毎熊さんと簡単なエチュードをやった瞬間に、文字で読んではいたけど、予算感もわからなかったものが、一気に具現化されて、立体的に見えたんですね。監督は覚えていないかもしれないけど、その瞬間に監督と目を合わせて、「この人だ、ケン役はこの人だよね」ってその時に決まりました。さらにその時に、この2人だったら、いい作品になるなって確信が持てました。そこからこうして多くの方に、スクリーンで観てもらえて感動しています。本音として正直な気持ちで締めさせてもらいます。面白い話しは(隣の)彼、子役の三谷麟太郎くんから(笑)。
三谷麟太郎くん:カズの幼少期役を演じました三谷麟太郎です。
皆さん演技がすごく上手くて(会場笑い)、僕も特訓しようと思ってがんばったので、今回は自信があります!(会場拍手)お願いします!
小路紘史監督:この映画はちょうど2年前に撮影が終わりまして、ずっと編集してたんですね。2年間編集してきたんですけど、その間に追加撮影をして、色々大変なこともあったんですけど、絶対に日の目を見るだろうという気持ちでここまで、来ました。それは役者始め、スタッフも皆、協力的でした。特に役者は本当に才能がある、だけどもまだ日の目を見ていない人たちだと思うんですね。本当に彼らはがんばってくれて、彼らを売り出したいというか、見てもらいたいという気持ちで、この作品を作ったので、ぜひその役者たちを見て欲しいです。よろしくお願いします。