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2016.03.03
[更新/お知らせ]
アジア全域版アカデミー賞「第10回アジア・フィルム・アワード」 樹木希林さん、特別功労賞を受賞

アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下AFAA)は、3月17日(木)にマカオで開催の「第10回アジア・フィルム・アワード」(AFA)において、女優の樹木希林さんに特別功労賞 “Lifetime Achievement Award”を授与することを発表しました。
 
AFA特別功労賞は、アジアの映画界において芸術、文化、商業的に永年にわたり多大なる業績と顕著な実績を残す、極めて優れた映画人を称える賞で、過去には侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督、アン・ホイ監督、プロデューサーのレイモンド・チョウさんらが受賞しており、日本人としては2008年の山田洋次監督に次ぐ2人目の受賞となります。また、本年は樹木さんと共に香港の武術指導・アクション映画監督の巨匠、ユエン・ウーピンさんへも同賞が贈られる予定です。
 
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)会長のウィルフレッド・ウォン氏コメント:
中国を代表する武術指導者のユエン・ウーピン監督と、日本を代表する女優の樹木希林さんという、アジア映画に多大な功績を残してきたお二人に特別功労賞を授与できることを、アジア・フィルム・アワードとして大変光栄に思っております。樹木希林さんはその独特なカリスマ的魅力を持って、各時代を代表する多くの偉大な日本人監督に刺激を与え、多くの映画人、観客に愛されている女優です。彼女の出演作は日本のみならず海外の多くの観客に愛されていて、それもすべて、樹木さんの素晴らしい演技がなくてはかなわなかったことです。ユエン・ウーピン監督は、香港、中国、そして世界における数十年のキャリアの中で、中国のマーシャル・アーツを新しい次元に引き上げ、常に革新的で想像力に富んだアクションを多くの映画に吹き込んできました。
今回の特別功労賞受賞者はともに、さらなる高みを目指す信念と粘り強さを持ち続けてきた方々です。その功績を称えるとともに、今後の彼らの作品が楽しみでなりません

 
「第10回アジア・フィルム・アワード」授与式は、3月17日(木)に、マカオのザ・ヴェネチアン・マカオにて開催され、樹木希林さんをはじめ日本からも多数の方々の参加が予定されています。
 
樹木希林 プロフィール
AFA
1943年、東京都出身。「七人の孫」、「時間ですよ」、「寺内貫太郎一家」、「ムー一族」(TBS)などのTVドラマに出演し、一躍人気を博す。その後も精力的にTV、映画に活躍、国民的女優として現在も精力的にヒット作や話題作に出演。2008 年に紫綬褒章を受賞。14年旭日小綬章を受章。近年の映画出演作に『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(07/松岡錠司監督)、『歩いても 歩いても』(08/是枝裕和監督)、『悪人』(10/李相日監督)、『ツナグ』(12/平川雄一朗監督)、『わが母の記』(12/原田眞人)、(『神宮希林 わたしの神様』(14/伏原健之監督)など。昨年は主演作品『あん』(河瀬直美監督/カンヌ国際映画祭ある視点部門オープニング作品)をはじめ、『海街diary』(是枝裕和監督/カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品)、『駆込み女と駆出し男』(原田眞人監督)が相次いで公開された。主演を務めた『あん』では国内外から高い評価を得て数多くの映画賞を受賞した。(アジア太平洋スクリーン・アワード最優秀女優賞、日本アカデミー賞、報知映画賞、山路ふみ子映画賞女優賞など)
 
ユエン・ウーピン(袁和平)プロフィール
AFA

Photo by Noel Jones

1945年生まれ。国際的に活躍する武術指導・アクション監督。これまで約30作品の映画を監督し、60作品以上の映画に武術指導として関わる。ジャッキー・チェン、ブルース・リー、アン・リー、ツイ・ハーク、クエンティン・タランティーノ、ウォシャウスキー姉弟など、数多くの著名な映画人の作品を手がけている。71年『瘋狂殺手(原題)』で武術指導を担当、78年にはジャッキー・チェン主演『スネーキーモンキー 蛇拳』で映画監督デビュー。香港の著名監督でプロデューサーでもある吳思遠(ン・シーユエン)のもと30本以上の映画で武術指導をつとめたのち、続く『ドランクモンキー 酔拳』も好評を博し以降多くのカンフー映画を世に送り出す。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』(93)で第12回香港電影金像奨の最優秀アクション指導受賞。その後も、ワイヤーアクションと独創的な振付で99年、『マトリックス』でハリウッドに進出、全世界で記録的なヒットとなる。続いてアクション監督をつとめた2000年のアン・リー監督作『グリーン・デスティニー』が第73回アカデミー賞で外国語映画賞など4部門を受賞しウーピン自身も台湾金馬奨など多数受賞。その後タランティーノ監督の『キル・ビル』シリーズや『カンフーハッスル』、『SPIRIT』、『ドラゴン・キングダム』、『グランド・マスター』など国内外の大作映画へと活躍の場を大きく広げている。
 
特別功労賞 歴代受賞者一覧
第2回(2008年):受賞者:山田洋次(監督/日本)
第4回(2010年):受賞者:アミターブ・バッチャン(俳優/インド)
第5回(2011年):受賞者:レイモンド・チョウ(プロデューサー/香港)
第6回(2012年):受賞者:アン・ホイ(監督/香港)
第8回(2014年):受賞者:ホウ・シャオシェン(監督/台湾)
第9回(2015年):受賞者:イム・グォンテク(監督/韓国)
 
アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年よりはじまったアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は2014年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、年間公開映画の中から、アジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。
アジア・フィルム・アワード
公式サイト www.asianfilmawards.asia(英語)

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