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2015.09.16
[更新/お知らせ]
第28回東京国際映画祭 コンペティション部門 11年ぶりに日本映画3作品が選出!

コンペティション部門日本映画3作品
 
第28回東京国際映画祭(10/22~10/31)の9つある主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション部門”に、日本映画3作品が決定しました!
 
1作品目は、パリが愛した日本人画家・藤田嗣治の知られざる半生を『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が日仏合作で描く『FOUJITA』。フジタ役にオダギリジョー、妻の君代を中谷美紀が演じ、昨年フェスティバル・ミューズを務めた中谷美紀は「いつか女優としてコンペティション部門で映画祭に戻って来たい」という願いが一年で叶った形となりました。
 

『FOUJITA』

FOUJITA

©2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション

監督:小栗康平
キャスト:オダギリジョー、中谷美紀、アナ・ジラルド
配給:KADOKAWA
パリが愛した日本人、画家 藤田嗣治の知られざる半生を、『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が日仏合作で描く。フジタ役にオダギリジョー、妻の君代を中谷美紀ほか。静謐な映像美で魅せるフジタの世界。
 


 
2作品目は、人間と本物のアンドロイドが実際に共演し世界が注目する画期的プロジェクト、アンドロイド演劇「さようなら」を完全映画化した『さようなら』。監督の深田晃司は、2010年『歓待』が第23回東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞受賞、2013年『ほとりの朔子』で東京国際映画祭コンペティション部門出品、またナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞し大躍進の中、再び東京国際映画祭の舞台に戻って来た形となります。
 

『さようなら』

さようなら

©2015 「さようなら」製作委員会

監督:深田晃司
キャスト:ブライアリー・ロング、新井浩文、ジェミノイド F
配給:ファントム・フィルム
日本を代表する劇作家、平田オリザとロボット研究の世界的な第一人者の石黒浩が共同で進める人間とアンドロイドが共演する画期的プロジェクトがアンドロイド演劇。そのプロジェクトの中でも世界中に衝撃を与えた記念碑的作品「さようなら」を完全映画化。
 


 
そして3作品目は、小野不由美の傑作小説を待望の初映画化『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』。『予告犯』のヒットも記憶に新しく、『ゴールデンスランバー』『ジェネラル・ルージュの凱旋』など映像化困難と言われた数々の原作の実写映画化を成功に導いたヒットメーカー・中村義洋監督が、満を持してのコンペ出品となります。人気実力派女優の竹内結子橋本愛、初共演となるふたりの演技も見所の戦慄のリアルミステリーです。
 

『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』

残穢-住んではいけない部屋-

©2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会

監督:中村義洋
原作:小野不由美『残穢』(新潮文庫刊)
キャスト:竹内結子、橋本 愛、佐々木蔵之介
配給:松竹
あなたの部屋の、前の住人は、どんな人か考えたことありますか――?からみ合う謎、その先に待つ、衝撃の結末。『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督×小野不由美の傑作小説、待望の初映画化。
 


 

●選定理由について

東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター矢田部吉彦
「巨匠、ヒットメーカー、若手のホープ。3名の異なるタイプの監督をお迎えすることで、日本映画の実力と多様性を世界に発信したいと思いました。コンペに邦画が3作品も入ったのは2004年の第17回開催以来なので11年ぶりです。仕事柄、世界中の作品を観ていますが、近年日本映画のクオリティはとても充実していると感じており、世界にひけを取りません。この勢いが今年の映画祭で反映される形となりました。
小栗監督は『FOUJITA』において自らの妥協なき美学を具現化し、芸術映画の牙城を死守しています。中村監督は『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋』で恐怖演出の歴史に新たな金字塔を打ち立て、日本の伝統的な怪談映画を深化させました。深田監督は『さようなら』で今まで見たことのない日本映画を完成させ、次代のトップランナーに躍り出ると確信しています。まさに三者三様。コンペの日本映画、鉄壁の布陣です」
 
【コンペティション部門】
2015年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界各国・地域の応募作品の中から、厳正な予備審査を経た16本の作品を期間中上映します。昨年は92の国と地域から1,373本もの応募がありました。
国際的な映画人で構成される審査委員のもと、クロージングセレモニーで各賞が決定されます。
 
※第28回東京国際映画祭チケットは10/10(土)発売!
※出品作品の上映スケジュール、チケット販売方法は決定次第、東京国際映画祭公式サイトにてお知らせします。

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