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2015.05.15
[更新/お知らせ]
国際交流基金アジアセンターpresents 「CROSSCUT ASIA」 第2弾 フィリピン特集に決定  「熱風!フィリピン」
フィリピン特集

国、監督、俳優、テーマなど様々な切り口のもとでアジア映画を特集していく東京国際映画祭と国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターのコラボレーション部門「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」
2014年大好評だったタイ特集に続く第2弾は、豊かな映画史を誇るとともに、今まさに「第3期黄金時代」に突入したと世界的に評されるフィリピン映画の世界を特集することが決定しました。
 
今回は、『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』やカンヌ国際映画祭監督賞受賞の『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』などで知られる若き巨匠、ブリランテ・メンドーサ監督を特集する他、フィリピン映画の今を感じる注目のラインナップの予定です。
 

<ブリランテ・メンドーサ監督 プロフィール>
フィリピン特集
ブリランテ・メンドーサ監督は、フィリピンのインディペンデント映画界における至宝であり、最も重要なフィリピン映画製作者の一人。様々な映画やTVコマーシャルのプロダクション・デザイナーとしてキャリアをスタートし、2005年、インディペンデント映画プロダクション「センター・ステージ・プロダクションズ」を自ら設立し、フィリピン映画の再興に貢献。監督デビュー作『Masahista (The Masseur)』は05年ロカルノ国際映画祭ビデオ部門で金豹賞を受賞し、フィリピン映画の新たな潮流を生み出した。母国のストーリーを世界に発信し続ける彼は、フィリピン人監督として初めて三大映画祭全てのコンペティションに出品され、受賞を果たしている。近年では、フランス政府より芸術文化勲章を授与。フィリピン人監督としては初めて、巨匠ベルナルド・ベルトルッチやダリオ・アルジェントと並ぶ栄誉を授かった。最新作『TAKLUB』は現在開催中の第68回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されている。
 
主な監督作品
『Tirador (Slingshot)』(07年 ベルリン国際映画祭 カリガリ賞受賞)
『Serbis (Service)』 (08年 カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品)
『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』 (09年 カンヌ国際映画祭 監督賞受賞)
『Lola』(09年 ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門出品)
『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』(12年 ベルリン国際映画祭出品)
『Thy Womb』(12年 ヴェネツィア国際映画祭 the La Navicella Venezia Cinema Award受賞)
 
ブリランテ・メンドーサ監督からのコメント
今回の東京国際映画祭で私の映画やフィリピンの映画が上映され、映画祭の一部となることを大変嬉しく思っています。皆さん、どうかご覧になってください。 東京国際映画祭はフィリピン映画だけではなく、私達が普段映画館で観られないような趣向の変わった類いの映画を観ることができる最高のチャンスです。東京国際映画祭をみんなで応援しましょう。
 
 
<フィリピン映画第3黄金期とは>
フィリピン映画の長い歴史で、最初の黄金時代は第2次世界大戦後の1950年代に到来した。大手映画会社がスターシステムで娯楽映画を量産する一方、巨匠監督たちも活躍した。60年代の停滞期を経たのち、70~80年代に第2期黄金時代を迎え、抵抗精神を秘めた硬派の傑作群が生まれた。リノ・ブロッカ、イシュマエル・ベルナールなどの監督で、”アジア・インディペンデント映画の父”と称されるキドラット・タヒミック(『悪夢の香り』)のように映画産業とは無縁のインディーズ作家も登場した。そして、21世紀のデジタル時代は若いインディペンデント作家たちが続々と台頭し、インディーズの祭典であるシネマラヤ映画祭などを通じて世界的に注目されている。『囚われ人』のブリランテ・メンドーサ、『昔のはじまり』のラヴ・ディアスはカンヌなど国際映画祭の常連となっている。メンドーサがデビューした2005年あたりから現在に至るまで、フィリピン映画の第3期黄金時代が続いている。
 
<上映作品一覧>
 
<レポート・インタビュー一覧>
 
特集タイトル:
国際交流基金アジアセンターpresents 「CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン」
 
概要

アジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行う「CROSSCUT ASIA」(クロスカット・アジア)は昨年設立した部門。アジアの現在(いま)を鋭く切り取った珠玉の映画を紹介していきます。
フィリピン特集
 
【国際交流基金アジアセンターとは】
国際交流基金アジアセンターは、アジア域内に住む人々の間に、共に生きる隣人としての共感、共生の意識を育くんでいくことを目指し、文化事業、知的交流事業、日本語教育事業をはじめとした幅広い分野で、日本とアジア諸国との交流と協働を促進、強化するさまざまな活動を行っています。東南アジア地域を主な対象とする交流事業や調査・研究活動等を支援する助成プログラムも実施しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。
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第27回 東京国際映画祭(2014年度)