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2015.05.13
[更新/お知らせ]
第28回東京国際映画祭 二大クラシック特集決定 !! 寺山修司、オーソン・ウェルズ 東西の鬼才を回顧

クラシック特集決定
 
10/22(木)~31(土)開催の第28回東京国際映画祭では、クラシック特集として、詩人・演出家・映画監督とマルチな才能を発揮して60年代のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した寺山修司と、『市民ケーン』以降、世界の映画製作に多大な影響を与えたオーソン・ウェルズの特集上映を開催することが決定いたしました。
 
 
生誕80年記念 クラシック特集 TERAYAMA FIlMS
 
寺山の生誕80年を記念して、彼が監督した長編映画作品をセレクトし特集上映します。本特集では、カンヌ国際映画祭に出品された『田園に死す』(1974年)、泉鏡花の同名小説を元に映画化した『草迷宮』(1978)などの代表作の上映を予定。映画監督としての「天才」寺山修司の姿を追いかけます。
 
<寺山修司プロフィール>
1935年、青森県出身。少年時代から俳句を書き、早稲田大学在学中は短歌の歌人として活動。
大学中退後、戯曲家、ラジオドラマ作家、映画の脚本家として活動。1967年、31歳で劇団『天井桟敷』を設立。1971年、長編劇映画第一作『書を捨てよ町へ出よう』(サンレモ映画祭グランプリ)を脚本、監督。74年に監督した『田園に死す』は翌年のカンヌ映画祭出品。82年、病を押して『さらば箱舟』を監督。翌83年に47歳の若さで病死した。寺山の遺した戯曲、映画、言葉たちは今も世代を超えて世界を挑発し続けている。
 
 
生誕100年 オーソン・ウェルズ ー 天才の発見
 
共催:東京国立近代美術館フィルムセンター、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、㈱日本国際映画著作権協会(JIMCA)
『市民ケーン』(1941年)でセンセーショナルな映画界デビューを飾り、世界映画史に多くの伝説を残した“天才”オーソン・ウェルズ。そのエネルギッシュで独創的な仕事ぶりは、多くの未完作品や異なるバージョンを含む膨大なフィルモグラフィーを生みだしました。本特集では、ミュンヘン映画博物館の協力を得て、『市民ケーン』などの代表作の上映を予定。生誕100年の節目に「まだ誰も知らないウェルズ」に迫ります。
 
<オーソン・ウェルズ プロフィール>
1915年生まれ。38年、H・G・ウェルズ『宇宙戦争』を原作とした主宰劇団のラジオドラマで全米にセンセーションを起こす。映画デビュー作『市民ケーン』も批評家の絶賛に迎えられるが、次作『偉大なるアンバーソン家の人々』以後、不本意な形での公開、製作中止などに次々見舞われる「呪われた映画作家」のひとりとなる。だが残された作品はいずれも強烈な個性が刻印され、観る者を刺激してやまない。国際派俳優としても活躍し、1985年没。

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