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2015.07.28
[更新/お知らせ]
国際交流基金アジアセンターとの取り組み「アジア・オムニバス映画製作シリーズ『アジア三面鏡』」

国際映画製作者連盟公認の映画祭として、日本を含む、アジアを中心とした若手クリエイターの発掘と支援を推進する「東京国際映画祭」。アジアに生きる隣人としての共感、共生の意識を育むことをミッションに、日本と東南アジア地域を中心に様々な文化交流事業や支援活動を行う「国際交流基金アジアセンター」。
 
このふたつの機関が 2014 年、アジアに焦点をあてた映画交流の取り組みを、東京オリンピック・パラリンピックの開催される 2020 年に向けて開始しました。
 
日本でのアジア映画の上映やアジア地域での日本映画の上映など、東京国際映画祭を通じて、アジアにおける相互理解をさらに深め、アジアの才能を海外へ発信し、映 画祭を各国の映画関係者の交流のプラットフォームとして、互いの意見を交換し、アジアにおける未来志向のネットワークを作っていきます。2 年目となる今年は、オムニバス映画製作シリーズ『アジア三面鏡』など、新たな取り組みが本格始動します。
 
国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce
「アジア・オムニバス映画製作シリーズ『アジア三面鏡』」

 
日本を含むアジアの監督 3 名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。
 
本企画は、 アジアに生きる人々を、3 名のアジアの気鋭監督がそれぞれの視点から描くことで、その向こうに浮かび上がるそれぞれの国の社 会や文化を三面鏡のように映し出し、アジアに生きる隣人としてお互いがお互いを知り、理解し、共感し、アジア人としてのアイデンティティや生き方を模索する契機となることを目指します。
 
3名の監督は、他のアジアの国と何らかの形でつながりを持つ人々を登場させること、そして撮影はアジアの国のどこかで行うこと、ということ以外は、自由にそれぞれのスタイルで、テーマに沿った作品を仕上げ、完成作を来年の第29回東京国際映画祭にてワールドプレミア上映します。その後、世界の主要国際映画祭での上映、国内外での公開を予定しています。
 
■日本×フィリピン×カンボジア の気鋭が集結!
●行定勲(日本)
01-行定
1968 年、熊本県出身。『ひまわり』(2000)で第5回釜山国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(2001)では第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を始め、数々の映画賞を受賞。
『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)は観客動員620万人、興行収入85億円の大ヒットを記録。以降、『北の零年』(2005)、『クローズド・ ノート』(2007)、『パレード』(2010)、第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)。釜山国際映画祭のプロジェクトで製作されたオムニバス映画『カメリア』
(2011)の中の一作『kamome』を監督。最新作は『ピンクとグレー』(2016 年公開予定)。
 
●ブリランテ・メンドーサ(フィリピン)
ブリランテ・メンドーサ監督
1960年、フィリピン出身。2005年、インディペンデント映画プロダクション「センター・ステー ジ・プロダクションズ」を自ら設立。同年の監督デビュー作『Masahista(The Masseur)』でロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞。2007年に『Tirador(Slingshot)』でベルリン国際映画祭 カリガリ賞を受賞。2009年、『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。2012年、『Thy Womb』でヴェネチア国際映画祭 La Navicella Venezia Cinema Award を受賞。 最新作『Taklub(Trap)』は、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された。
 
●ソト・クォーリーカー(カンボジア)
ソト・クォーリーカー監督
1973年、カンボジア出身。クメール・ルージュ政権下、およびその後に続く混乱と内戦の時代に育つ。2000年に『トゥームレイダー』のライン・プロデューサーを務める。自身の製作会社ハヌマン・フィルムズで『Ruin』(2013 年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞)など数多くの映画とドキュメンタリーをプロデュース。初監督作『遺されたフィルム』で、第27回東京国際映画祭「アジアの未来」部門国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞。各国の映画祭から注目を集める、カンボジア映画界期待の女性監督である。
 
●[統括プロデューサー]久松猛朗(日本)
マイウェイムービーズ合同会社代表。1978年、松竹株式会社入社後、宣伝プロデューサー、映画興行部・番組編成等を担当する。2006 年、株式会社衛星劇場・代表取 締役社長、2010年、ワーナーエンターティメント・ジャパン株式会社ワーナーブラザース映画・副代表を歴任したのち、2015年、マイウェイムービーズ合同会社を設立。製作に関わった作品に、山田洋次監督『武士の一分』(2006)、是枝裕和監督『花よりもなほ』(2006)や『空気人形』(2009)など多数。国内外で高い評価を受けたアクション大作『るろうに剣心』(2012)の大ヒットも記憶に新しい。
 
▽国際交流基金アジアセンター presents「CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン」
国、監督、俳優、テーマなど様々な切り口のもとでアジア映画を特集していく「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」部門。昨年大好評だったタイ特集に続く第2弾は、豊かな映画史を誇るとともに、今まさに「第3期黄金時代」 に突入したと世界的に評されるフィリピン映画の世界を特集します。
国際交流基金アジアセンターWebサイト

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第27回 東京国際映画祭(2014年度)